えびとしじみの相乗効果

しじみは天然の食材なので、医薬品のように他のものとの組み合わせによって健康被害が生じるというわけではないので、様々な食材との組み合わせが可能です。
えびとの組み合わせももちろん可能で、えびが持つ効果と合うことにより相乗効果をも得ることができます。
今回は、えびとしじみによる相乗効果について、どんなものがあるかご紹介します。

えびとしじみの相乗効果

えびにはどんな効果があるのか

そもそも、えびとしじみはそれぞれどんな効果を有しているのでしょうか。
えびは代表的な効果として、疲労回復、二日酔い改善、肝臓の健康維持、美肌効果などが挙げられます。
疲労回復効果は、えびに含まれるアスパラギン酸により、疲労物質である乳酸の代謝を促進するはたらきにより実現しています。
二日酔い改善効果は、タウリンによるものです。
タウリンが二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解を促進することで行われます。
肝臓の健康維持効果もまたタウリンによるものであり、肝細胞の再生や肝臓の脂肪の除去といったはたらきによるものです。
美肌効果は、アスタキサンチン、ビタミンE、セレンなどによるものです。
アスタキサンチンとビタミンEは抗酸化物質であり、セレンは抗酸化を促進するものです。
抗酸化は若返りとも言い換えることができ、この抗酸化作用により肌のシミなどの防止を行うことにより実現します。

しじみにはどんな効果があるのか

今度は、しじみについてです。
しじみの主な効果もまた、疲労回復、二日酔い改善、肝臓の健康維持、美肌効果です。
これらは基本的にしじみに含まれるオルニチンが肝臓のアンモニアという有毒物質を分解することによるものです。
これにより肝機能を向上させて肝臓の健康を実現するので、アンモニアの解毒促進で疲労回復、アセトアルデヒドの排出促進で二日酔い改善、新陳代謝促進による肌の生まれ変わりのサイクルスピードアップで美肌効果が実現するのです。

どの効果も相乗効果になる

それぞれの効果をご紹介しましたが、見比べてみるとお分かりのようにどれも同じ効果を得ることができます。
これはつまり、今回挙げた効果はすべて相乗効果になるということです。
どちらか片方だけを摂取し続けるのではなく、両方を摂取することで、効果への期待は倍増していくといえます。
効果をもたらす物質が両者で違う場合が先述のようにあるので、「効果をもたらす物質が違えば、それらは違うものとして扱うのでは」と思う方もいるでしょう。
しかし最終的に行き着く先、つまり生じる効果は同じなので、相乗効果といえるのです。

無理なく継続しよう

どちらか片方だけの摂取でも、もちろんこれといって摂取しないままと比べれば、はるかに健康的なのはお分かりでしょう。
しかし、金銭的な負担が増えるとはいえ「困ってしまうほど大幅に増える」というわけではないので、効果を倍増させることができるという点で惜しまずえびとしじみの両者を摂取するのがおすすめです。
「継続したいとは思っていても、レシピが限られてしまうので困る」という場合は、しじみはサプリメントで摂取しておくといった工夫をすることで、継続的な摂取を容易にすることができます。
自身に合う摂取方法を見つけ、確実に継続していけるように考慮しつつ実践してみましょう。
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