コレステロール対策としじみ

コレステロールの上昇は年齢とともに悩みとなる人が増えるものです。
もちろん、健康のためにコレステロール値は下げておきたいものですよね。
薬での改善が主な治療方法ではありますが、しじみでも効果が期待できます。
今回は、コレステロールとしじみについて、その関係といった詳細をご紹介します。

コレステロール対策としじみ

コレステロール値はどれぐらいが正常か

そもそも、コレステロールは値によって健康面で問題があるか否かがわかります。
例えば、高比重のコレステロールであるLDLコレステロール値が140mg/dl以上、または低比重のコレステロールであるHDLコレステロール値が40mg/dl以下であれば、脂質異常症と疑われます。
脂質異常症は、単独では自覚症状がすぐに起きないので進行しやすく、進行の結果動脈硬化が発生します。
さらにそれが進むと、脳卒中や心筋梗塞などの命に危険が及ぶ症状も起きる恐れがあります。
だからこそ、コレステロール値は正常に保つことがとても重要なのです。

しじみの摂取も効果あり

しじみはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれていることから、「自然のサプリメント」といわれているほどです。
そんなしじみの何がコレステロール対策に効くかというと、「オルニチン」です。
100グラム当たりの含有量が最大で15ミリグラムと、とても豊富です。
オルニチンは肝臓の健康の実現が主な効果です。
コレステロールは体内で合成されますが、不要な分は分解しなければなりません。
そこで肝臓の機能が低下していて分解がうまくできていないと、それが肝臓を中心に蓄積されて脂肪肝や脂質異常症が起き、先述のような症状が少しずつ起きていく可能性が高まります。
しかし、しじみでオルニチンを摂取すれば、オルニチンによる肝臓機能の向上とその健康の維持効果により、コレステロールの分解をしっかりと不足なく行ってくれるので、様々な症状の発生を未然に防ぐことができます。

サプリメントなら、さらに効果あり

サプリメントであれば、しじみのオルニチンを抽出して凝縮したものがあります。
たった一粒でしじみ100個分前後のオルニチンを含むものも珍しくなく、商品により異なるもののどちらにせよ生のしじみよりも効率良くたくさんのオルニチンの摂取が可能になります。

生のしじみでも効率良く摂取できる

生のしじみを一度に大量に摂取したのと同然の量を手軽に摂取できるのがサプリメントですが、生のしじみでも効率良くオルニチンをたくさん摂取できる方法があります。
それは、「冷凍」です。
マイナス4度以下の冷凍庫で丸一日冷凍しておけば、オルニチンの量がおよそ8倍にもなります。
つまり、冷凍しなかったしじみよりも8倍オルニチンによるコレステロール対策の効果が大きく、強固になったともいえるでしょう。
生のしじみで摂取したいという方は、ぜひ冷凍してからにしましょう。

まずは食生活を見直そう

しじみのオルニチンでコレステロール対策を行うのはとても良いことですが、それより前に自身の食生活を振り返ってみましょう。
脂質や糖質など、コレステロールを上げやすい原因となるものを多く食べてはいないでしょうか。
しじみを摂取していても、それらを変わらず食べ続けていれば、結局十分にコレステロール値の上昇を防ぐことができにくくなります。
そうならないように、まずはコレステロール値が上がりやすいものを食事から減らし、そこにしじみを取り入れるようにしましょう。
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