しじみで新陳代謝を促進

 ダイエットや美容などに関係するキーワードとして、「代謝を上げる」「代謝を促進する」などというものを聞いたことのある方は多いことでしょう。
これは生きていくうえで重要な存在で、健康維持には活発さが不可欠です。
では、しじみと新陳代謝はどんな関係があるのでしょうか。
今回はこの点を取り上げ、ご紹介します。

しじみで新陳代謝を促進

そもそも、新陳代謝とは

新陳代謝という言葉を聞いたことのある方は多くても、何のことかわかる方はあまり多くないでしょう。
新陳代謝とは、体の古いものを外に出して新しいものを生成することを指します。
言い換えれば、「体の組織の生まれ変わり」です。
この新陳代謝は、向上すればするほどに様々な良い効果をもたらします。
代表的なのは「肌の美しさを保つ」という効果です。
新陳代謝は先述の通り、体の組織の生まれ変わり作業を指します。
なので、肌の組織も古い細胞を新しい細胞へと活発に生まれ変わらせる「ターンオーバー」を促進されます。
代謝が悪くならない限りはこのサイクルは活発なので、潤いやツヤ、ハリを有する健康で若々しいお肌を手に入れ、保っていけるのです。
また、ダイエット効果も挙げられます。
新陳代謝の向上は、組織の生まれ変わりや血液の巡りを良くすることなどにより、内臓の機能も向上していきます。
すると同時に基礎代謝も向上していき、エネルギー消費量も増加します。
これは糖質や脂質を体内に蓄積させにくくすることにもつながるため、少しの運動でも痩せやすくなるのです。

では、しじみとどう関係しているのか

ここまで新陳代謝とは何かを説明しましたが、肝心なのは「しじみの摂取とどう関係するのか」ということです。
それは、しじみに含まれている「オルニチン」というアミノ酸が関わっています。
オルニチンは主な効果として「成長ホルモンの促進効果」があります。
成長ホルモンは脳下垂体前葉から分泌されるもので、オルニチンを摂取すると睡眠中の成長ホルモンの分泌量が従来よりも1.4倍程度増加するというデータが根拠となっています。
この成長ホルモンは、細胞分裂を促進する作用があります。
この作用こそが新陳代謝を同時に促進させるものであり、この一連の作用のつながりによって「しじみの摂取で新陳代謝を促進できる」といえるのです。

生活リズムを整えたうえで実践すべき

今回ご紹介したように、しじみのオルニチンによる新陳代謝の促進というのは、この両者だけで行われているのではなく、間に成長ホルモンの分泌が存在して成立しています。
成長ホルモンは、午後11時ごろから午前2時ごろの間で、なおかつ睡眠中に分泌されるものです。
なので、せっかくしじみの摂取でしっかりオルニチンを取り込めても、昼夜逆転や夜更かしなどの不摂生といえる生活では、十分に成長ホルモンが分泌されません。
これはつまり、結果として行われるはずの新陳代謝も、十分に行われないということです。
なので、まずは生活リズムの良し悪しを考えて、良好な状態にしたうえで実践すべきといえるのです。
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