しじみとオルニチンサイクル

しじみといえば、オルニチンによるはたらきで様々な効果をもたらすものです。
そこからさらに掘り下げていくと、「オルニチンサイクル」というものが関係しています。
オルニチンによる効果だということを知っていても、オルニチンサイクルについて知らない方もいることでしょう。
今回は、しじみに含まれるオルニチンによるオルニチンサイクルについての詳細をご紹介します。

しじみとオルニチンサイクル

オルニチンサイクルとは何か

オルニチンサイクルとは、人間にとって有害な物質であるアンモニアを処理、つまり代謝する道筋のことを指します。
尿素回路とも呼ばれています。
アンモニアは老廃物としてできるものであり、体内で蓄積されてその量が増えるほどに代謝のはたらきなどを阻害してしまいます。
なので、排出をして蓄積させないことが重要といえるのです。
このアンモニアを蓄積させずにスムーズに処理することにこそ、オルニチンサイクルの活発化が必要となります。
詳細なはたらきですが、摂取したオルニチンはまず肝臓に行き着きます。
すると肝臓のアンモニアを無毒な物質である尿素に換え、その後アンモニアの処理作業をしたオルニチンは肝臓で再生され、繰り返しアンモニアを処理するのです。

オルニチンサイクルを活発化させるには

ここで重要になってくるのが、どのようにしてオルニチンサイクルを活発化させるかということです。
それは、オルニチンを十分に摂取することです。
不足していれば、もちろん逆にアンモニアが増加してしまいます。
成人の1日のオルニチン摂取目安量は、400~1000ミリグラムとなっています。
最低でも400ミリグラムほどは摂取しておきたいですし、上限である1000ミリグラムに近づくほど良いといえます。
では、生のしじみで補うとするとどうでしょうか。
生のしじみは100グラム(35個程度)当たりのオルニチンの量が、最大で15ミリグラム程度です。
生のしじみだけでは、少なくとも2600個以上は必要になってしまいます。
これではとても毎日摂取できる量ではありません。
そこで役立つのが、サプリメントです。

商品により異なりますが、1粒でしじみ300個分前後や、1日分で700個分のオルニチンが摂取できるものなどがあります。

様々な商品の平均的な量を計算すると、1粒あたり250粒ほどです。
1日分で300個分程度のものもありますが、同じ1日分で1800個分以上に相当する商品もあります。
つまり、目安量に遠く及ばないものもあれば、とても近いものもあります。
このように1粒当たりのしじみの相当数と値段はそれぞれ異なるので、購入の際は念入りにチェックするようにしましょう。

簡単にオルニチンは摂取できる

オルニチンはしじみに限らず、様々な食材に含まれていますが、しじみの時点で上位に位置するほどなので、食材のみでオルニチンサイクルを活発化させるのは簡単ではありません。
しかし、先述のようにしじみのオルニチンを含有したサプリメントであれば、圧倒的な効率の良さでオルニチンの摂取ができ、オルニチンサイクルの活発化により近づくことができます。
できるだけ無駄なくオルニチンを十分に摂取し、アンモニアの蓄積を防いでいきましょう。
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