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しじみに含まれるビタミンB12
しじみには様々な栄養素が含まれていますが、代表的なものとして「ビタミン類」があります。ただビタミンといっても、複数のビタミンがしじみには含まれています。
今回は、中でも少し影の薄い「ビタミンB12」を取り上げます。
影が薄い故に効果をあまり知っていない方が多いことと思いますが、実際には健康に役立つ効果がしっかりと秘められています。
しじみに含まれているビタミンB12とは
生ものに多く含まれる物質
ビタミンB12とは、シアノコバラミンともいわれる水溶性ビタミンです。しじみに限らず、サンマやサバ、のりといった海で捕れる食材を中心に多く含まれています。
しじみにはどれほどのビタミンB12が含まれているかというと、100グラム当たりで63マイクログラムほどです。
ピンと来ないかもしれませんが、サンマが19マイクログラム、サバが11マイクログラム、のりが58マイクログラムとなっています。
肉類、魚類、海藻類を中心に多く含まれていますが、しじみが最も多く含まれているのでその多さがわかることでしょう。
1日当たり、ビタミンB12は2.4マイクログラム程度が推奨量とされているので、10グラム未満の少なさでも十分に足りるというわけです。
貧血を防いでくれる
貧血が起こりやすい体質の方は、日ごろめまいやふらつきなどに悩まされているでしょう。それは、赤血球が十分に作られていないために、体中にしっかりと貧血が起こらない程度の血液が運ばれていないためです。
しじみに含まれているビタミンB12なら、葉酸とともに赤血球を生成して血液を運ぶため、先述のような貧血が起こるメカニズムを防いでくれます。
なので、結果として貧血が起きにくくなる体内環境を作って整えてくれるのです。
他のどの食材よりもビタミンB12が豊富なしじみは、貧血にお悩みの方にはとてもおすすめといえるのです。
神経機能を正常に保ってくれる
貧血の防止効果のほかに、ビタミンB12には神経機能を正常に保つ効果があります。特に末梢神経や中枢神経を指します。
神経には傷がつくことを防ぐ「ミエリン鞘」という物質があります。
これが十分に生成されないと、しっかりと神経を傷から守ることができず、腰痛や神経痛が起きてしまいます。
しじみにはビタミンB12が豊富に含まれているわけですが、これがミエリン鞘の生成を助け、神経を守ることができることから腰痛などの症状が改善できるのです。
該当する症状をビタミンB12で改善させよう
このように、ビタミンB12は日常において悩みになりがちな症状を改善させる効果があります。まさに今回出てきた症状で悩まされているという方は、汁物はできるだけしじみを取り入れるというように、頻繁に取り入れるのがおすすめです。
ビタミンB12と葉酸の組み合わせは、両者がお互い吸収しやすくなるので摂取が必要ですが、葉酸を多く含む緑物野菜も摂取すると、より吸収率が上がり効果が望めるといえます。