しじみに含まれるビタミンE

しじみにはビタミン類が多く含まれていますが、中にはビタミンEも含まれています。
ビタミンEは、ビタミンCのようになかなか頻繁に聞く名前ではないですが、長期的な健康には欠かせない栄養素です。
今回は、しじみに含まれるビタミンEについてご紹介します。

しじみに含まれるビタミンEとは

色んな食べ物に含まれる栄養素

ビタミンEとは脂溶性ビタミンに分類され、水洗いや加熱などの調理での過程で失われにくいのが特徴です。
ビタミンEはしじみには100グラムあたり1.6ミリグラムです。
豊富に含まれていることで知られる「アンコウの肝」は13ミリグラムと、大差をつけてしじみの方が少なくなっています。
しかし、ししゃもで同じく1.6ミリグラム、さけで1.3ミリグラムとなっているので、他のメジャーな魚類と肩を並べているといっても過言ではありません。
1日で6ミリグラムが必要量なので、100グラム摂取すれば一部を補うことができます。
食品ではないですが、ひまわり油で38ミリグラム、オリーブオイルで7ミリグラムと油類も多くがビタミンEを含んでいます。

がんや老化を予防する

気になるビタミンEの効果として、「がんや老化を予防する」というものがあります。
がんや老化は、活性酸素による不飽和脂肪酸の酸化が原因です。
不飽和脂肪酸の酸化が過酸化脂質を作り出し、これが細胞を老化させることで弱くなります。
そのことによって、がんや老化が生じるのです。
ビタミンEは、先述のがんや老化が生じるはたらきに対して、過酸化脂質の生成や細胞の酸化を防ぐことができます。
なので、ビタミンEはがんや老化を予防することができます。
完全に予防することはできませんが、がんのリスクや老化のスピードを低下させられるのです。

効率よくビタミンEを摂取しよう

他の魚類に負けない量のビタミンEをしじみは含んでいるので、サイズは小さいことも含めてたくさん摂取しやすいのがメリットです。
さらに、味噌汁の具として取り入れやすいので、頻繁にしじみを食べることによってビタミンEを効率よくしっかりと摂ることができます。
また、ビタミンEは油に溶ける脂溶性ビタミンなので、油分の多い食べ物と合わせて摂れば吸収率が上がります。
ただ、肥満を防ぐには油を摂取しすぎないのが重要なので、毎日のように油を多く使った料理を取り入れすぎないようにしましょう。
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