しじみに含まれる亜鉛

しじみにはさまざまな栄養素が含まれているため、しじみそのものが「サプリメントのようなもの」といわれるほどです。
自身の摂取したい栄養素も含まれていれば、積極的に摂取したいところです。
今回は、しじみに含まれているものの中で「亜鉛」についてご紹介します。
亜鉛を多く摂取したい方は必見です。

しじみに含まれる亜鉛とは

ミネラルの一種

亜鉛とは、人間が必須とするミネラルの一種で肉類や魚類を中心に多く含有しているものです。
「肉類や魚類」ととても漠然とした範囲のため、日常的に本来は過不足なく摂取できているはずです。
しかし、現代では深刻とまでいかなくとも、この亜鉛が不足気味になっている人が少なくありません。
しじみに含まれているは2ミリグラムほどで、5ミリグラム前後の大豆やわかめなどには及んではいません。
しかし、1日当たり10ミリグラムの亜鉛が必要とされているので、たくさん摂取し続けなくても簡単に補える量です。
また、しじみの亜鉛はビタミンCとともに摂取すると吸収率が上がります。
少しでも亜鉛を無駄なく摂取したいという方の間では、この方法を実践している方も少なくありません。

現代の食生活が亜鉛不足の原因

亜鉛は必須なミネラルということですが、なぜ不足気味になっているのでしょうか。
それは、「食生活のバランスの悪さ」が原因です。
ジャンクフードやお菓子類が広く普及した今、それらを食べる頻度や割合が高くなっています。
肥満で悩む人が多くなっているのも、これが原因の一つです。
貝類であるしじみもジャンクフードなどの普及の勢いに押され、食べる頻度が減ってしまった人が多いことでしょう。
このようなことが、亜鉛不足の原因となっているのです。

亜鉛が不足するとどうなるのか

亜鉛はビタミン類や鉄分などの栄養素ほどメジャーな存在とはいえないため、不足するとどのような影響が起こるかを知っている人はそういません。
亜鉛は貧血を防止したり、新陳代謝を促したり、お肌の健康を守ったりと、複数の重要な人間の健康維持のための役割があります。
つまり、亜鉛が足りないと貧血が起こりやすくなり、新陳代謝は悪くなり、お肌が荒れやすくなります。
また、味覚障害により味を正常に感じることができなくなったり、子供であれば十分に成長が行われなかったりといった問題も生じます。
人体の広い範囲で健康を保てなくなるので、それを防ぐには亜鉛の積極的な摂取が不可欠なのです。

しじみで亜鉛をおいしく摂ろう

しじみには亜鉛が豊富に含まれているとご紹介しました。
しじみは味噌汁をはじめとする汁物やスパゲッティの具材などで使うことができるので、普段食べるレシピに気軽に取り入れることができます。
また、乾燥して加工されたしじみであれば、おつまみとして食べることもできるので、おいしくしじみを食べて亜鉛を難なく摂ることができます。
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