しじみに含まれる葉酸

皆さんは、「葉酸」というものを聞いたことがあるでしょうか。
ビタミンB9やB10、B11などの総称なので、ビタミンB群の一部ともいえます。
葉酸は知名度こそそう高くないものの、日常的な健康や妊娠期など、幅広い面で効果があります。
そんな葉酸ですが、しじみにも含まれています。
今回は、しじみに含まれる葉酸についての詳細をご紹介します。

しじみに含まれる葉酸とは

ビタミンB群の一種

先述のように、葉酸はビタミンB群の一種です。
様々な食品に含まれているのですが、しじみには100ミリグラムあたり17マイクログラム程度含まれています。
特に多く含まれている鶏のレバーは1300マイクログラム、他にはほうれん草で210マイクログラムとなっているので、しじみはあまり多いとはいえません。
1日の葉酸の必要量は240マイクログラムで、しじみだけではカバーするのは難しくなっているのが現状です。
しかし、野菜や魚類、肉類など、メジャーな食べ物には必ずといっていいほどに含まれているので、しじみはプラスするという方法で見ると良いでしょう。

効果はたくさんある

葉酸には幅広い効果が秘められています。
代表的なのは、貧血の改善効果です。
貧血は、体内の赤血球の量が不足してしまうことにより起こります。
葉酸には赤血球を作り出すはたらきをするため、赤血球が不足している状況を改善してくれます。
これにより、貧血が改善されるのです。
妊婦さんにも効果があり、不妊症の改善も挙げられます。
葉酸には子宮内膜を強くする効果があり、不妊症の原因である着床障害を起こりにくくします。
つまり、着床がしやすい環境を作り出すことができ、不妊症が改善されるという仕組みです。

妊婦さんは特に葉酸を摂取するべき

このように、葉酸は貧血などの日常的な健康への効果のみならず、妊婦さんの健康も守る効果があります。
葉酸が不足してしまえば、貧血が起こりやすくなり、不妊症も起こりやすくなります。
しじみだけでは1日分の葉酸はカバーできませんが、摂取して損はありません。
先述のように、野菜や肉、魚にも葉酸が含まれているので、バランスの良い食事にしじみのレシピを取り入れれば、より多くの葉酸を摂取することができます。
葉酸は、ビタミンB12とともに摂取すると吸収率を上げることができます。
ビタミンB12はレバーやさんまに多く含まれているので、献立として頻繁に取り入れると良いでしょう。
RELATEDおすすめの関連記事
トップに戻る