しじみの精神安定効果

しじみは体の健康に効果的ですが、意外なことに精神面にも効果があります。
精神的に疲れやすい方は、しじみを積極的に食べるのがおすすめです。
今回は、しじみと精神安定効果の関係について、その詳細をご紹介します。

しじみの精神安定効果とは

脳へのはたらきかけをしてくれる

どういう仕組みでしじみが精神安定効果が生じるかというと、「トリプトファン」がカギとなります。
トリプトファンはアミノ酸の一種で、セロトニンやメラトニンを作り出す元となります。
セロトニンは神経の伝達物質で、脳を安定させることにより落ち着きを得ることができます。
メラトニンは質の良い睡眠を実現するもので、睡眠をしっかりとらせるはたらきが生じます。
なので、結果として疲労を蓄積させないようにし、疲労によるストレスからの精神の不安定化を防いでくれるのです。

オルニチンでストレスも軽減できる

しじみには、オルニチンが100グラム当たり10~15ミリグラムほど含まれています。
ヒラメで4ミリグラム程度、エノキタケで14ミリグラム程度なので、十分にしじみにはオルニチンが含まれているのがわかります。
オルニチンは体内に蓄積されるアンモニアを解毒する効果があります。
アンモニアが蓄積されたままでは、肝臓の機能が低下してしまい、体の毒素や不要物が上手く体外へと排出されません。
するとそれが脳に伝わり、だるさや倦怠感、体の重さを感じるといった疲労感が感じられるようになります。
オルニチンは肝臓の機能を向上させてくれるので、そういった疲労を感じるまでの負の連鎖を起こりにくくしてくれます。
なので、体に感じる疲労感も合わせた精神の不安定さを改善できるのです。

薬に頼りきらずにしじみを摂ろう

精神の安定化を図るなら、精神科などで処方される薬や、疲労を取り除く薬などの使用が一般的です。
しかし、薬は人工的な物質が多く含まれており、それに頼ってばかりでは少しずつではあるものの自然に治す力が弱まってしまう可能性が排除できません。
だからといって薬をおすすめしないわけではありませんが、できるだけしじみに頼るのがおすすめです。
しじみは完全に天然のものなので、それで精神の安定化を図っていけば、自然治癒力を十分に活用できるといえるからです。
もちろん薬ほどしっかりと迅速な効果が見込まれるとはいえませんが、まずは薬の前にしじみの力を借りてみましょう。
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