シジミは腎臓にいい?

シジミは臓器に良い効果をもたらすことができ、これが健康面での効果につながっています。
主に肝臓に効果があるのですが、腎臓に良いという点も挙げられます。
今回は、その詳細についてご紹介します。

シジミは腎臓にいいのか

肝臓へのはたらきから効果が生じる

しじみによる腎臓への効果というのは、直接腎臓にはたらきかけることにより生じるというわけではありません。
肝臓への効果が一般的に挙げられることであり、実はこれにより連鎖することによって腎臓への効果へとつながります。
しじみを摂取すると、まずは含まれている「オルニチン」が肝臓における有害物質である「アンモニア」を無毒化させるはたらきを促進させます。
このオルニチンの摂取によるアンモニアの解毒作用を「オルニチンサイクル」といいます。
これにより無毒化されたアンモニアが腎臓へと送られ、そこで尿に換えられて体外に排出されていきます。
オルニチンが不足すると、肝臓でのアンモニアの無毒化が不十分となってしまうので、そのままアンモニアは腎臓に送られ、そこで無毒化をすることになります。
元々無毒化の作業は肝臓がするものであり、腎臓がすることではありません。
言い換えると、肝臓が腎臓に仕事を押し付けている状態なので、腎臓の負担が大きくなってしまいます。
腎臓の負担が大きくなってしまうと、慢性腎臓病などのリスクが高まってしまいます。
逆に、しじみでオルニチンを摂取すれば、肝臓の状態を万全にできるわけです。
そうすると、肝臓が腎臓に自身の作業を任せずに済むため、腎臓は負担を負わずに済みます。
つまり、腎臓へ余分な負担を与えないという点で、シジミは腎臓に良いといえるのです。

効率よく摂取して万全に

しじみにより肝臓のはたらきを良くし、腎臓に負担を与えないようにするにはしじみの効率の良い摂取が重要になります。
生のしじみを味噌汁などで摂取し続けるのも一つの手段ですが、飽きが来やすいことから継続しにくい方も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが、しじみのサプリメントです。
しじみと記載している場合もあれば、しじみから抽出した「オルニチン」と大きく記載している場合もあります。
サプリメントであれば、1日分で数十個から数百個分のオルニチンを摂取することができます。
味噌汁のように味があるわけではないので飽きが来やすくなく、継続しやすいのが特徴です。
味噌汁の場合は、生のしじみを適量で使用するとすれば20個程度なので、サプリメントがいかに効率よくしじみ、つまりオルニチンの摂取がしやすいかわかるかと思います。

継続することが重要

腎臓への負担増加を防ぐことにつながるしじみの摂取ですが、1度だけなんとなくしじみを摂取しただけで永続的にその効果が得られるわけではありません。
継続して摂取し続け、かつ生活リズムの調整、改善といった点も考慮することで、少しずつ効果が期待できるのです。
自身が続けやすいと感じた方法で、継続してしじみを摂取していきましょう。
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