しじみを家庭で飼育する

しじみはそのおいしさと健康や美容への効果から、「食べる」という目的以外浮かばない方がほとんどでしょう。
しかしながら、しじみは飼育して楽しむことができます。
では、どのように飼育すれば良いのでしょうか。
今回は、家庭においてしじみを飼育する場合の方法を中心にご紹介します。

しじみを家庭で飼育する

しじみの飼い方

しじみの飼育方法は、水槽に水と砂を入れてしまえば最低限出来上がります。
水槽の大きさは、しじみがのびのびと生活できるように、数に合わせて余裕のあるサイズとすると良いでしょう。
飼育する数については、特に制約などはありません。
ただ、先述のようにしじみがのびのびと生きることができるように配慮を忘れないようにしましょう。
餌に関しては、しじみは植物性プランクトンを中心に取り入れているため、人工的に作られた水槽という環境では、それを餌として与えることは容易なものではありません。
貝類用の餌が熱帯魚などを取り扱うお店で販売されている場合がありますが、どこにでもあるわけではありません。
水草を設置することで自然の環境に近づけることができるので効果的ですが、実際に買っている方の間では「豆乳を少しあげている」という話もあります。
しかし豆乳をあげるということに関しては、なぜ効果的かなど詳細な情報が少ないので、安易に実践するのはおすすめではありません。
それであれば、やはり水草により自然環境に近づける方が安全といえます。

おすすめは淡水のしじみ

しじみは流通しているもののほぼすべてがヤマトシジミなので、これが最もすぐに始められる種類ではあります。
しかし、ヤマトシジミは海水と淡水が混じりあう「汽水」で生息するしじみです。
汽水は再現することはできますが、人工海水用に用いる海水の素と人工淡水用に用いる塩素の中和剤が必要になります。
一方で、セタシジミやマシジミは淡水で生息しているので、必要なのは塩素の中和剤だけで す。
手間とコストを考えると、セタシジミやマシジミの方が良いといえるのです。
セタシジミは入手が容易ではありませんが、滋賀県の琵琶湖とその付近の川の中流から上流にかけての範囲で捕ることができます。
マシジミは東北や四国、九州などの広い範囲において同じく川を中心に生息しているので、捕ることができます。
また、通販でも購入することができます。
最初はヤマトシジミのようにすぐに入手できるわけではありませんが、やはりその後の手間とコスト面により淡水のしじみがおすすめなのです。

簡単にに始められるのでやってみよう

今回ご紹介したように、しじみの飼育は特に難しくはありません。
経済的に苦しめられやすいわけでもないので、始めやすいといえます。
しじみを食べるのではなく、観賞用としてほしいという方はぜひ実践してみましょう。
ただ、しじみといえど生き物ですから、飼う際は大切に飼ってあげるように心がけましょう。
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