しじみが有するたんぱく質

しじみは様々な栄養素があるため、得られる効果も多くあります。
どんな栄養素が挙げられるかということを理解しておけば、より自身の目的に合わせて利用しやすくなります。
では、どのようなものがあるのでしょうか。
今回は、その一つである「たんぱく質」についてご紹介します。

しじみが有するたんぱく質について

しじみにはどれぐらいたんぱく質があるか

しじみにも、他の多種多様な食べ物と同様にたんぱく質が含まれています。
気になるその量は、100グラム当たり5.8グラムほどです。
別な貝類であれば、サザエで19.4グラム、アサリで6グラムとなっており、しじみは突出して多く含まれているというわけではありません。
なので、「効率よくたんぱく質を摂取したい」という場合にしじみを用いるというのは、含有量的にはあまり適しているとはいえません。
魚介類で特にたんぱく質が多いのは、イカを加工したスルメイカで、その量は実に100グラム当たり約55グラムとなります。
このように、生の状態や加工品であれば、しじみでのたんぱく質の摂取はあまり効率的ではないというわけです。

たんぱく質とはどんな存在か

そもそもたんぱく質とはおよそ20種類ものアミノ酸で構成されています。
この中で9種類が「必須アミノ酸」、残りの11種類が「非必須アミノ酸」です。
必須アミノ酸は体内で生成することができないことから、非必須アミノ酸は逆に体内で生成することができることからそう呼ばれています。
たんぱく質が不足するということは、必須アミノ酸の摂取が不足しているというわけです。
すると、睡眠不足や髪、肌などの美しさの低下が起こります。
美容面を特に気にしている方からすると、とても大きな問題といえます。

アミノ酸補給面ではしじみが向いている

たんぱく質そのものの含有量は多くないため、その面ではあまり向いているといえないしじみですが、別な面では向いているといえます。
それが、アミノ酸の補給です。

それがわかるのが、「アミノ酸スコア」です。
アミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸がたんぱく質量に対して、どれぐらい含まれているかということについて、その含有比率を評価した値を意味します。
100点に近いほど質が良いといえます。

ホタテであれば71点ほど、アサリが81点ほどとなっていますが、しじみは100点となっています。
つまり、質の良いたんぱく質が形成されるというわけなので、特に美容効果が高くなるといえます。
このことから、アミノ酸補給という面ではしじみが向いているといえるのです。

質を重視して摂取し続けよう

今回ご紹介したように、しじみに含まれるたんぱく質は「量より質」となっています。
たんぱく質そのものは多くの食べ物に含まれているので、しじみを継続して摂取していくことにより質の高いたんぱく質を安定して摂取し続け、他の食べ物で量を補っていくと良いといえます。
美容効果を得ようという方は、しじみの摂取を積極的かつ継続的に実践してみましょう。
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