しじみでビリルビンを下げる

皆さんは、ビリルビンというものをご存知でしょうか。
おそらく聞き慣れない方がほとんどでしょう。
これは血液中の老廃物のことで、蓄積するといろいろな問題が生じます。
では、しじみでビリルビンを下げるというのはどういうことなのでしょうか。
今回は、その詳細についてご紹介します。

しじみでビリルビンを下げる

そもそもビリルビンとは

そもそもビリルビンとは、簡単にいえば先述の通り血液中の老廃物です。
これは血液を構成する物質の一つとして知られる「赤血球」の中にある「ヘモグロビン」が、寿命を迎えて壊れた際にできるものです。
ビリルビンは血液によって肝臓へと運搬され、「グルクロン酸」という物質と結合します。
これにより無害化されて、最終的には便として体外へ排出されます。
ただ、これは肝臓が健康かつ正常な場合の一連のはたらきです。
肝臓が不健康で肝機能が低下している状態では、ビリルビンが肝臓で十分に処理されず、そのまま蓄積されてしまいます。
これをビリルビンの量を示す「ビリルビン値」が上昇している状態といいます。
基準値は血液1デシリットルあたり1.2ミリグラムが上限で、上昇の結果これを上回ると肝臓を中心に臓器の異常と判断されます。
肝炎や肝硬変といった肝臓の疾患や、ビリルビンの排出経路の一つである胆管の疾患を疑われることが多くなっています。
進行すると、ビリルビンを蓄積し続けているということなので、皮膚や白目の黄色化やといった見た目の変化も生じるのです。

しじみが実は効果アリ

血液関連の健康としじみは関係が薄いように見えますが、実はビリルビン値の低下に役立ちます。
しじみを摂取すると、含まれているオルニチンによりビリルビンの代謝促進、処理の活発化をしてくれます。
そもそもはアンモニアの処理を促進するという話を中心に知られていますが、有毒物質の処理促進はアンモニアだけではないというわけです。
こうしてビリルビンの処理を活発化させるということは、ビリルビンを十分に体外へと排出させることができるということなので、体内での蓄積を防ぐことができます。
つまり、ビリルビン値も低下へと向かっていきます。
ということは、先述の皮膚や白目の黄色化をはじめとする様々な症状の改善・防止につながるというわけです。

生活の質を高めたうえで実践しよう

しじみの摂取によりビリルビン値を下げようと実践していくことはもちろん重要ですが、そればかり行っていても生活の質が悪ければしっかりとした効果を期待できません。
バランスの悪い食事やお酒・タバコの摂取は、血液のサラサラ感の維持を阻害し、血液の巡りを鈍らせやすくなります。
これにより酸素などがしっかりと臓器に行き渡りにくくなり、肝機能を低下させてしまうからです。
なので、まずは生活を見直していく必要がある方は、そこから着手するようにしましょう。
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