シジミで便秘改善

排便がスムーズにできず、体内に溜め込んでしまう便秘。
実際にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
適度な運動や食物繊維の摂取など改善方法はいくつかありますが、実はシジミの摂取もその1つなのです。
今回は、シジミで便秘を改善できるということについての詳細をご紹介します。

シジミで便秘改善

肝臓の機能も便秘の原因となる

そもそも便秘は、腸内の善玉菌と悪玉菌の量において、悪玉菌の方が多い場合に起きます。
悪玉菌の方が多いということは腸内環境が悪いということです。
腸は排便の機能に関係する器官ですから、当然スムーズに排便が行われないわけです。
悪玉菌の増加原因の1つとして、肝機能の低下があります。
肝臓では有害物質のアンモニアを無害な尿素に換える処理が行われます。
しかしそれが不十分なままでは、アンモニアが小腸に、さらには大腸へと行ってしまいます。
これにより、アンモニアが悪玉菌の餌になるという形で増加し、便秘に拍車をかけてしまうのです。

オルニチンで便秘改善ができる

肝臓が原因となる場合の便秘の発生過程をご紹介しましたが、つまり逆に肝臓の機能を高めれば改善ができるのです。
シジミにはオルニチンというアミノ酸が含まれています。
オルニチンはアンモニアを処理するオルニチンサイクルという一連のはたらきを促進するため、アンモニアを十分に無毒化させることができます。
すると、小腸や大腸へとアンモニアが行ってしまうリスクが抑えられるので、悪玉菌の増加を抑えることができます。
これにより、便秘の発生の抑制や便秘そのものの改善を期待できるのです。

生活の質の重視とともに実践しよう

肝機能を原因とする便秘であれば、今回ご紹介したようにシジミのオルニチンにより改善を見込むことはできます。
しかし、ストレスや不摂生な生活などの生活における質が低下した場合も自律神経の乱れなどが原因となって便秘が起きてしまいます。
生活の質の低下で肝臓が弱り、肝機能が低下することもあるので、その場合もオルニチンで対処することは可能といえます。
そうではなく、先述のような自律神経の乱れをはじめとする肝臓以外が原因の場合は、オルニチンで同様に改善できるとはいえません。
なので、生活の質を高めることで肝臓以外が原因の便秘を、そしてシジミの積極的な摂取で肝機能を高めるて肝臓が原因の便秘を予防し、便秘の原因をなくしていきましょう。
これにより、便秘対策を盤石なものにできるのです。
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