しじみに寄生虫はつくのか

しじみは養殖ではなく、野生として生息している場合が多いです。
なので、養殖のように人が生まれてから成長するまでの全ての管理をしているわけではありません。
すると病気にかかっているのではという心配が出てきてもおかしくないですが、中には寄生虫の心配をする人もいることでしょう。
では、しじみに寄生虫は実際には付くのでしょうか。
今回はその詳細についてご紹介します。

しじみに寄生虫は付くのか

寄生虫が付くことは少ない

寄生虫は、陸地にいる生物も水中にいる生物も、さらには種類も関係なく、生きている限り感染がありえます。
人間も例外ではありません。
しじみはどうなのかというと、しじみももちろん100%寄生虫がつかない心配がないというわけではありません。
しかし、寄生虫が付きやすいかといえばそうではなく、付きにくいといえます。

仮に付着していたとしても、調理の際に加熱を十分に行えば問題ありません。
加熱調理とはただ温めるのではなく、食材の中心温度を75度以上の状態で1分以上保つことと定義されています。
これにより、食べた際の食中毒といった健康被害を防ぐことができます。
しじみなどの貝類は、生のまま食べてしまうことが危険だということは常識ともいえるほどに知られていることなので、生で食べる人はまずいないでしょう。
この点も、しじみで健康被害が出にくい理由といえます。

さらに、貝類に寄生する寄生虫も有名なものはあるが、宿主とする貝類としてしじみも含まれる「二枚貝」ではなく、巻貝などがほとんどであることも挙げられます。
また、生息している環境に寄生虫がいて付着してしまってはいるものの、人間に影響を及ぼすものではないため食べても気づかないこともありえます。

そもそも、しじみを宿主としたり、媒介するという寄生虫はとても少ないので、結局寄生虫への心配は特に必要ないといえます。
実際に、しじみに寄生虫が付いていて問題になったケースや、さらにはそれが原因とする健康被害が起きたケースもほぼ確認されていません。
しじみに寄生する寄生虫は一応は存在しており、「棘口吸虫類」といいます。
ただ、腹痛や下痢といった症状が中心なので、数多く存在する寄生虫の中では比較的症状は軽いとされています。

有名な産地かつ信頼あるお店なら問題無し

いくら寄生虫が付着することの少ないしじみでも、やはり100パーセント安全とは言い切ることはできません。
あまりにも心配な場合は、有名な産地のもので、かつ信頼出来るお店で販売されているもののみ選ぶようにしましょう。
というのも、有名な産地であればしじみの漁獲方法や環境が安定しており、漁獲後の管理も行き届いている場合が多いからです。
そして、それを入荷後もしっかりと管理しているお店で購入することで、寄生虫はもちろん、様々な菌などが入り込む余地の少ないしじみを入手することができます。

最低でも国産のしじみを選ぶべき

しじみに限ったことではないですが、外国産のものは国産のものよりも漁獲や管理における環境が杜撰である可能性が高いといえます。
そうなれば、もちろん寄生虫や菌が付いている危険性が高いといえます。
いくら寄生虫への心配が少ないしじみでも、やはり多少の危機感を持っておくのが望ましいといえます。
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