しじみの産卵期

しじみも魚介類として繁殖しているので、しっかりと産卵からの成長過程があります。
実際にはしじみの養殖業などをしていない限りは無縁な話題に思えますが、しじみのライフサイクルを理解することでいつが「旬」なのかが見えてくるのです。
また、自身でしじみを捕る場合にも、この点を知っておけば新鮮なしじみを捕るための判断材料にもなり得ます。
というわけで今回は、しじみの産卵期についての詳細をご紹介します。

しじみの産卵期とは

基本的には年に1シーズン

しじみは1年中見かけることができるので、そのしじみごとに好き勝手に産卵期を決めて産卵し、育てているようにも思えます。
しかしそれは間違いで、しじみは7~8月の時期が産卵期となっています。
つまり、夏が旬といえるのです。
では、なぜ産卵期が旬な時期ともいえるのでしょうか。
それは、しじみは産卵期になるとしっかりと産卵を行うために、身を最大限に成長させているからです。
さらには健康状態も万全にしておかなくてはならないので、ビタミンやミネラルといった栄養素も多く含んでいます。
これにより、産卵期のしじみは身が大きく、栄養たっぷりのものが多くなっています。
これこそが、7~8月が産卵期であり旬ともいわれている理由です。

産卵期に合わせてしじみを買おう

産卵期と旬の関係についてご紹介しましたが、これを利用すれば新鮮なしじみを購入することができます。
産卵期である7~8月にスーパーや八百屋さんなどで販売されているしじみは、まさに身を大きく成長させたしじみになっています。
さらに栄養素も同じくより豊富になっているので、最も新鮮で健康に大きな効果を持つしじみが出回っているといえるのです。
しじみを日常的に多く摂取する方であれば、この時期にまとめて購入して下処理をしておき、冷凍保存しておくという方法がおすすめです。
しっかりと冷凍保存ができていれば、本来1~2日しかもたないしじみが少なくとも1ヶ月ほどの保存が可能となります。
長期保存をしておけば、旬なしじみを比較的長く摂取し続けることができます。

産卵期=旬と認識しておこう

しじみの産卵期は7~8月で、それを同時に旬な時期と認識しておけば、小売店で新鮮なしじみを購入できるのみならず、自身で捕るときにも最も適切な時期として把握することができます。
また、しじみの身が成長して大きくなり、栄養素も蓄えておいているのは産卵期だけではありません。
1~2月の時期も同じなのです。
この時期は冬を超えるために、同じく身を大きくして栄養素を蓄えているので、産卵期と同じく旬となっています。
なので、産卵期の7~8月=夏の旬、1~2月=冬の旬というように、2つの旬の時期を覚えておくと良いでしょう。
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