しじみの旨味成分

旨味成分は、その食べ物のおいしさを左右する重要な存在です。
しじみにももちろん旨味成分があり、できるだけ失われないように注意すればおいしく食べることができます。
しかし、旨味成分というワードは知られていても、しじみの旨味成分とは何かというピンポイントなことはあまり知られていません。
今回は、しじみの旨味成分について、その詳細をご紹介します。

そもそもしじみの旨味成分とはなにか

コハク酸がしじみの旨味成分

「コハク酸」という一般的に聞き慣れないものですが、これこそがしじみの旨味成分なのです。
コハク酸とはジカルボン酸の一種です。
コハク酸に関する情報はとても少なく、具体的な含有量などのデータはほとんどありませんが、旨味成分なので豊富であればあるほどおいしいといえます。
しじみの主な保存方法は冷凍保存ですが、実は冷凍保存をするとコハク酸は2から3倍増加します。
つまり、冷凍保存をした方がしていないものよりも明確においしいといえるのです。

コハク酸の効果は何があるか

コハク酸の大きな効果として、ガンの抑制効果があります。
旨味成分がガンの抑制につながるとは信じがたいという方が多いことでしょう。
しかし、コハク酸は大腸内で濃度が上がる、つまり量が多いほどにガン細胞の増殖を抑えるはたらきが強くなります。
ガンはガン細胞の増殖と、それが体の広範囲に広がることにより悪化していきます。
ガン細胞の増殖が抑えられるということは、ガン細胞が好き勝手に活動することを防ぐことになります。
これにより、ガンに対する抑制効果があると研究の結果明らかになっているのです。

冷凍保存をできるだけしておくべき

このように、意外にもしじみの旨味成分であるコハク酸にはガンという大きな病に対する効果があるので、できるだけ多く摂取するのが良いといえます。
簡単にコハク酸の量を増加させることができる方法こそが冷凍保存なので、砂抜きの処理をした後はすぐに使うのではなく、一度すべて冷凍保存をすればより豊富にコハク酸を摂取できるといえます。
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