しじみの種類、ヤマトシジミとは

しじみは広く料理に用いられているもので知られていますが、複数の種類があることはあまり知られていません。
大まかに分けて、3種類のしじみが挙げられます。
今回ご紹介するのは、最も多く用いられている「ヤマトシジミ」です。
その詳細をご紹介します。

しじみの種類、ヤマトシジミとは

最もメジャーなしじみ

先述の通り、ヤマトシジミは割合的に国内では最も多く用いられているしじみです。
サイズは3センチほどで、黒に近い暗い色をしています。
スーパーなどで購入できるしじみの99%がヤマトシジミとなっているので、その割合の高さは想像に難くないでしょう。
生息しているのは湖などの淡水と海の海水が混じりあう、「汽水」のあるところです。
例を挙げると、青森県の小川原湖があります。
小川原湖は干潮によって太平洋の海水が入ってくることにより、湖の淡水と混ざって汽水が形成されるのです。
この環境こそがヤマトシジミを育てているのです。

ヤマトシジミの栄養素は

現在流通しているしじみのほとんどがヤマトシジミであるため、出回っているしじみの栄養素の情報も、ほぼすべてと言っていいほどにヤマトシジミのものです。
代表的な栄養素を挙げるとビタミンやミネラルがあります。
100グラムあたりでは、ビタミンCは1ミリグラム、カルシウムは130ミリグラムとなっており、他の魚介類や肉類などと比較しても肩を並べている量です。
そもそもしじみは「天然のサプリメント」と呼ばれるほど栄養価が高いので、流通のほぼすべてを占めるヤマトシジミもそうであるといえます。

しじみ=ヤマトシジミという認識は間違っていない

今回ご紹介したように、ヤマトシジミは国内のしじみの99%を占めています。
他にはマシジミとセタシジミが挙げられますが、生息地における護岸工事などによる人間の活動によりほとんど見られなくなってしまいました。
しかし、そんな複数の種類があるしじみのなかで、ヤマトシジミだけが栄養素やコストパフォーマンスなど、様々な面で劣っているというわけではありません。
なので、ごく普通に食べる分には特に種類にこだわる必要はないでしょう。
RELATEDおすすめの関連記事
トップに戻る