しじみを調理する時のポイント

しじみは生のもののみならず、加工品やサプリメントも販売形態として存在しています。
とはいっても、やはり鮮度で比較すれば生のしじみが他のどの形態よりも優れています。
生のしじみは調理が必ず必要となりますが、知っておくとお得なポイントもあります。
今回は、しじみを調理する時のポイントについてご紹介します。

しじみを調理する時のポイント

砂抜きは適当に済ませないようにしよう

しじみのみならず、貝類は基本的に種類関係なく調理の際には「砂抜き」が必要となります。
砂抜きは読んで字のごとく、砂を抜く、つまり取り除くということです。
量が多ければ多いほど手間になりがちなので、面倒になって軽くササッと水洗いで済ませてしまう方もいることでしょう。
しかし、それでは不十分です。
食べるときに高確率で砂が残っており、ジャリジャリとした不快な食感になってしまいます。
砂抜きは、タライやざるにしじみを入れて、水洗いと砂が残っていないかの確認を3回ほど繰り返し、食塩水に浸けてだんだんと確実にしじみに砂を吐き出させていくのが正しい方法です。

保存するなら冷凍庫に入れよう

生のしじみは、他の生ものの食品と同様に冷蔵庫に入れてしまえば安全だと思っている方もいるかと思います。
しかしそれは大きな間違いで、正しくは冷凍庫に入れて冷凍すべきなのです。
常温で置いておけばしじみは1日しかもたず、それ以降は食あたりなどのリスクが生じてきます。
冷蔵庫で保管しても、温度が下がっただけなので1日や、長くて2日程度しかもちません。
しかし、冷凍庫で冷凍すれば短くても1ヶ月は保管が可能になります。
冷凍庫は0度を下回っているために、雑菌が繁殖しにくいからです。
また、冷凍するとオルニチンが7~8倍程度にまで増えるという、うれしいメリットもあります。
しじみに含まれているオルニチンは100グラム当たりで最大15ミリグラムです。
なので冷凍すると100ミリグラムを超え、より豊富にオルニチンが摂取できることになるのです。
解凍後もオルニチンの量がもとに戻るわけではないので、調理しても問題なくオルニチンの摂取ができます。
とはいっても、鮮度はやはり捕ってから時間が経っていないものほど上になるので、すぐに食べる予定なら不用意に保存しないですぐに食べてしまった方が良いでしょう。

長く煮込むと味わい深くなる

しじみは基本的に加熱して調理するのが一般的です。
しかし、意外に知られていないポイントとして「しじみを長く煮込む」というポイントがあります。
少しでも長く煮込むと、その分しじみのエキスや旨味を引き出すことができます。
味噌汁でも何でも、料理の際にしじみを煮込む時間を数分でも長くしておけば、しじみの独自の味がより感じやすくなり、深い味わいになるのです。

ポイントを理解して、おいしく食べよう

今回ご紹介したように、しじみの調理にもいくつかポイントがあります。
砂抜きは食感を不快にさせないために必要です。
また、冷凍保存は安全のためでもありますが、冷凍しておけばのちにオルニチンがより豊富なしじみを食べることができるため重要です。
そして、味にこだわりのある方ほど長く煮込むというポイントも重要です。
これらのポイントを満たすことができれば、しじみをおいしくかつ安全に摂取することができます。
今後しじみを調理する際には、ぜひこれを参考に実践してみてください。
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