しじみと血糖値

ある程度年をとると若いころにはまったく気にならなかった、血液の血糖値などを指摘されることもあるかもしれません。
糖尿病になってしまう前に食生活などを見直し血糖のコントロールを行っておきたいものです。
近年注目されているしじみに含まれている栄養と血糖値の関係はどういったものでしょうか。

健康診断などで血液の検査をした際に、空腹時の血糖が高めですといった指摘を受けたという方も多いと思います。場合によっては、再検査になったり糖尿病の予防のために通院を勧められることもあるかもしれません。
血糖値というのは、血液の中に含まれているブドウ糖の量を数値化したものです。
ブドウ糖は果実などに多く含まれている他にも、いつも食べている食品は、胃と腸で酵素によって消化され細かく分解されていきブドウ糖に変わります。
ブドウ糖は腸で吸収され、血管を通じて血液と一緒に体中に運ばれます。
ブドウ糖は脳や筋肉を動かすために欠かすことのできない、身体のエネルギーの元なのです。

血液の中のブドウ糖の量、つまり血糖値はすい臓から分泌される、インスリンというホルモン物質によってコントロールされています。
正常な状態であれば、常に少しの量ずつ分泌されています。
血糖値は空腹時は下がった状態にあり、食べ物を取り込むとインスリンが分泌され血液中にブドウ糖を取り込まれ血糖値が一時的に上がり、上がり過ぎを抑えます。

インスリンの分泌量が少ない人などは、高カロリーの食事を多量に取り入れつづけたり運動が不足していると、空腹時にも血糖値が上がっている状態が続き、すい臓からインスリンが多く出され過ぎてしまう過剰な状態になります。

インスリンの分泌量と血糖値のバランスが崩れてしまうことで、糖尿病につながってしまいます。
しじみに多く含まれているオルニチンという物質は、血液の中のブドウ糖を分解することを促す役割もあります。
糖尿病になる前の段階において、できるだけしじみを摂るように心がけ血糖をコントロールするように努めましょう。

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